サービスとは何か?営業時代に抱えていたモヤモヤ
営業職として働いていた頃、僕は「サービスとは何か」という問いに
いつもモヤモヤを感じていました。
数字を追いながら、お客様にもっと喜んでもらいたい。だけど、なぜかうまく伝わらない——。
そんなときに出会ったのが、
『ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと』(著:香取貴信)という本です。
この書評では、僕の実体験を交えながら、“本当のサービス”とは何かを
考えるきっかけになったこの一冊をご紹介します。
なぜこの本を読もうと思ったのか
営業成績を上げたい。
そう思っていた僕は、商品の魅力を一生懸命に伝え、提案を繰り返していました。
でも、なかなか結果にはつながらない。
「どうしてこんなに頑張っているのに買ってもらえないんだろう?」
そう悩むなかで、「そもそも自分の“サービスの在り方”が間違っているのでは?」と
考えるようになりました。
そのときに手に取ったのが、この本でした。
心に残った言葉:サービスの限界を超えるということ
この本を読んで、特に印象に残っているのが、
「お客様のためを想うサービスに、決められたゴールなどない」という、
僕なりの解釈です。
著者は、マニュアルや手順にとらわれず、
目の前のお客様が本当に求めていることに心を向ける姿勢の大切さを語っています。
その想いを受け取り、僕はこう感じました。
サービスとは、型に縛られるものではなく、“思いやり”から生まれる限りない可能性なのだと。
営業スタイルを変えた“なぜ?”の視点
本を読む前の僕は、「なぜ買ってくれないのか」と不満を感じていました。
それは、お客様の気持ちを考えず、自分の都合で売ろうとしていただけだったのです。
この本を読んでから、
僕は「なぜ買ってもらえないのか?」を**“知ろう”とする視点**に変えました。
お客様に正直に話を聞いてみたところ、
「価格が高い」「使いにくい」といった率直な声をたくさんもらいました。
それをもとに、価格も手頃で使いやすい商品を選び直して提案。
すると自然と営業成績が上がり、お客様との信頼関係も深まりました。
開発の仕事にも活きる“1/1”のサービス意識
現在の僕は、食品メーカーで商品開発を担当しています。
ここでも“サービス”の考え方は欠かせません。
開発者にとって、1個の不良品は「何万分の1」かもしれません。
でも、お客様にとってはその1つが「100%」の体験です。
自分にとっては“1/10000”でも、お客様にとっては“1/1”。
その意識を持って仕事をするようになったことで、僕自身の仕事への向き合い方が
大きく変わりました。
こんな人に読んでほしい
・営業や接客の仕事で悩みを感じている人
・お客様を大切にしたいと心から願っている人
・サービスの本当の意味、思いやりの本質を知りたい人
この本は難しい理論ではなく、著者自身の体験をもとにした言葉で語られています。
だからこそ、すっと心に入ってくる。読書が苦手な方にもおすすめの一冊です。
本はこちらからチェックできます
『ディズニーサービスの神様が教えてくれたこと』は、Amazonで購入できます。
サービスの意味に悩んでいるすべての方に、そっと寄り添ってくれる一冊です。
→ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと
まとめ サービスとは、思いやりを形にすること
この本を通じて僕が学んだのは、
サービスとは“思いやり”を“行動”に変えること。
営業でも開発でも、日常の中でも。
目の前の“たった一人”を大切にする気持ちこそが、
本物のサービスに繋がるのだと、今は自信を持って言えます。