公務員浪人は面接で不利なのかな…?
面接で浪人していた理由を聞かれたら、どう答えればいいんだろう?
公務員試験を目指して浪人中の方なら、こうした不安を感じることがあるかもしれません。
僕自身も大学卒業後に2年間の公務員浪人を経験し、市役所と警察の採用試験を受けました。
どちらも最終面接まで進みましたが、残念ながら内定には至りませんでした。
この記事では、僕が実際に受けた公務員面接の雰囲気や、浪人の理由をどう伝えるべきかについて、体験をもとにまとめました。
「公務員浪人 面接」の不安を抱えている方に向けて、答え方のコツや注意点、心構えもお伝えします。
僕の経歴 公務員浪人2年間のリアル
僕は大学3回生から公務員の勉強を始め卒業後も、公務員浪人として2年間公務員試験の勉強を続けました。
市役所と警察の採用試験を受験し、それぞれ最終面接まで進んだ経験があります。
大阪の予備校に通いながら、1日12時間以上勉強に打ち込む日々。
しかし、最終的にはご縁がなく、内定を得ることはできませんでした。
公務員面接で「浪人していた理由」は聞かれた?
実際に面接で「なぜ浪人していたのか?」とストレートに聞かれる場面は、正直あまりありませんでした。
ただ、「なぜ公務員を目指したのか」「なぜ今この市なのか」といった質問を通して、“志望の強さ”や“考えの深さ”は見られていると感じました。
もし「浪人について」聞かれた場合、僕はこう答えるつもりでした。
「それだけ強い意志で、地域に貢献したいと考えていたからです」
「すぐに結果は出なかったけれど、継続して挑戦し続けてきました」
浪人=マイナスと思うかもしれませんが、前向きに捉えられる答え方が大切です。
市役所と警察の面接はこんな雰囲気でした
市役所の場合
一次面接は、比較的穏やかな集団面接でした。
質問内容は、志望動機や自己PRなど、ごく一般的なものが中心です。
ただ、印象的だったのは、他の受験者の志望動機が驚くほど浅かったこと。
「地域に貢献したい」など、テンプレのような答えが多かったです。
僕自身は、市の取り組みを調べて独自の志望動機を準備していたので、きちんと調べた人は差がつくと感じました。
最終面接は、各課の役職者が揃った硬めの雰囲気。
僕は「今、市が進めているAという事業よりも、自身で考えたBという案が良いのでは」と提案しましたが、苦い表情をされてしまいました。
今思えば、「市の取り組みを否定したように聞こえてしまった」のかもしれません。
警察の場合
一次面接は穏やかな雰囲気でした。
「好きな言葉とその理由」などの質問もありました。
最終面接は3対1で、少し圧の強い面接官が2名。やや圧迫気味でした。
「過去に犯罪に巻き込まれて警察に助けられた経験はあるか?」と聞かれ、質問の意図がわからずに少し戸惑った記憶があります。
明確な落ちた理由はわかりませんが、質問の意図がつかめず、対応が弱かったかもしれません。
面接での反省 こう答えるべきだった
最大の反省は、市役所の面接で「自分の意見を伝えるあまり、現状の取り組みを否定してしまった」ことです。
「Aの取り組みは理解できますが、こういった視点もあるのではと思い、Bを提案させていただきました」
このように、まず肯定から入って別案を出す伝え方をしていれば、印象は違ったはずです。
公務員面接では、「協調性」や「行政の一員としての理解力」も見られているのだと思います。
公務員浪人は不利? 僕の実感
僕自身、「公務員浪人は年齢的に不利なのでは」と悩んでいました。
でも、実際に2年浪人していても、最終面接まで進むことができました。
つまり、年齢そのものが不利になるとは限らないというのが僕の実感です。
不安を感じても、答えが出ない悩みには時間を使いすぎず、ポジティブな姿勢を保つことが何より大事だと感じました。
僕からのアドバイス 民間も視野に入れること
僕は最終的に民間企業へ転職しました。
そこで感じたのは、公務員の待遇と同じかそれ以上の条件の企業もあるという事実です。
残業が少なく、給与が良く、年間休日も多い──そんな会社も本当にあります。
「公務員しかない」と思い込みすぎないことも大切です。
2年程度の浪人なら、民間への転職もまだ余裕があります。
でも、採用年齢の上限ギリギリまで浪人し続けると、民間の選択肢はどんどん狭まっていきます。
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最後に 公務員浪人のあなたへ伝えたいこと
公務員浪人をしていると、「この選択は間違っていたのかも…」と不安になることもあると思います。
でも、僕は声を大にして言いたいです。
浪人は努力の証。恥じることではありません。
ただし、「うまくいかない可能性もある」という現実も忘れずに。
挑戦しながらも、民間企業への視野を広げて未来を考えることが、あなたの選択肢を増やします。
面接では、「どうしてもこの市に貢献したい」という想いを、あなたの言葉で伝えてください。
その想いが、きっと面接官に届くはずです。
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