「転職はリスクがある」
そう思って、今の職場に踏みとどまっている人は多いはずです。
実際、僕自身もそうでした。
ですがある日、ふと考えたんです。
「じゃあ、転職しないことにはリスクはないのか?」
答えは、NOでした。
むしろ僕は、転職しないという選択によって、大切なものをたくさん失っていたのです。
この記事では、かつての僕のように、転職を迷っている人に向けて“転職しないリスク”の正体をお伝えします。
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転職のリスクは分かりやすい。でも「転職しないリスク」は見えにくい
転職には、不安がつきものです。
新しい職場でうまくやれるか。
収入が下がるかもしれない。
またブラックだったらどうしよう……。
こうした「転職のリスク」は、多くの人が敏感に察知します。
それ自体は自然な感情であり、悪いことではありません。
でも、その一方で――
“転職しないリスク”は意外と見落とされがちです。
そしてその見えにくいリスクこそが、じわじわと人生を蝕んでいきます。
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僕は転職しないことで、心を壊しました
僕がかつて勤めていた会社では、毎月100時間以上の残業がありました。
しかも、それがみなし残業扱いで30時間以上の残業代は一切支払われないタダ働き。
休日出勤も当たり前で、有給も自由に取れない。
仕事は終わらないのに、自由な時間もほとんどない。
でもその頃の僕は、
「これが社会人ってものだ」と自分に言い聞かせて、働き続けていました。
気づいた時には、心療内科で“抑うつ状態”と診断されていました。
頭では「辞めたい」と思っていても、
行動に移せなかった自分を、今でも悔やんでいます。
転職しないことで失う“見えない資産”
転職しない選択をすることで、失うものは給与だけではありません。
・自由な時間
・心の余裕
・本来得られるはずだったスキルや経験
・そして、自分の市場価値に気づく機会
実際に転職して、労働環境が改善された今、僕はこう思います。
「もっと早く動いていれば、人生はもっと早く楽になっていた」と。
趣味を楽しむ時間もできて、
料理や映画、旅行を心から楽しめるようになった。
「これが本当の人生だったのか」と、初めて実感できたんです。
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転職しないリスクに気づけるかどうかが、人生の分かれ道になる
人は、変化のリスクばかりに目が向きます。
でも本当に怖いのは、
“動かないことで気づかないうちに削られていく人生”ではないでしょうか?
気づかぬうちにキャリアは停滞し、心は疲弊し、
「自分にはこの程度の環境が合っている」と、思い込むようになる。
これは、行動を避けた代償として生じる、見えないリスクです。
広い視野を持てば、行動の価値に気づける
僕はこの記事で、「転職しないのは間違いだ」と言いたいわけではありません。
ただ、どんな選択にも必ずリスクはあるということ。
そしてそのリスクは、目に見えるものだけではないということです。
行動を躊躇するときは、「転職の不安」だけでなく
「現状にとどまるリスク」も一緒に見てみてください。
このように広い視野で物事を考える力は、
仕事の問題解決や人間関係にも応用できる重要なスキルです。
だからこそ、まずは自分の人生に対して
「本当にこのままでいいのか?」と問い直してみてほしいのです。
まとめ
転職には確かに勇気がいります。
でも、勇気がいるのは「動くとき」だけです。
動かないままでいると、いつまでも悩み続けることになります。
僕は、あの時一歩踏み出したことで、
自分の市場価値に気づき、心のゆとりと自由な時間を手に入れることができました。
どんな選択にもリスクはある。
だからこそ、広い視点でリスクを見極め、自分の意思で未来を選ぶことが大切です。
あなたがその一歩を踏み出せたとき、見える景色はきっと変わります。
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